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基本情報 |
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氏名 |
志藤 あずさ |
氏名(カナ) |
シトウ アズサ |
氏名(英語) |
Shito Azusa |
所属 |
生物地球学部 生物地球学科 |
職名 |
講師 |
researchmap研究者コード |
1000312215 |
researchmap機関 |
岡山理科大学 |
Electrical conductive fluid-rich zones and their influence on the earthquake initiation, growth, and arrest processes: observations from the 2016 Kumamoto earthquake sequence, Kyushu Island, Japan
Koki Aizawa, Shinichi Takakura, Hisafumi Asaue, Katsuaki Koike, Ryokei Yoshimura, Ken'ichi Yamazaki, Shintaro Komatsu, Mitsuru Utsugi, Hiroyuki Inoue, Kaori Tsukamoto, Makoto Uyeshima, Takao Koyama, Wataru Kanda, Tohru Yoshinaga, Nobuo Matsushima, Kazunari Uchida, Yuko Tsukashima, Takeshi Matsushima, Hiroshi Ichihara, Dan Muramatsu, Yoshiko Teguri, Azusa Shito, Satoshi Matsumoto and Hiroshi Shimizu
本論文は、2016 熊本地震震源域のの比抵抗構造を推定し、3 次元比抵抗構造本震・余震の地震活動との空間的な対応関係かを精査した。主要な結論は、「高温・高圧 の流体だまり近傍から外側に向かって破壊が進展すると規模の大きい地震に成長しやすい。一方、 流体だまりに向かって破壊が進展すると破壊は停止しやすい」である。このことは、低比抵抗体として電磁気学的研究によって検知可能な流体 の存在が、地震の開始・成長・停止に関与している可能性を示唆する。また、内陸地震発生場において、3 次元比抵抗構造から地殻流体分布が推定でき、それによって地震発生場のポテンシャル評価に重要な情報を与える可能性を示したことは、地震発生プロセス理解に貢献する点が評価 された。
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