Proposal Highlighting the Significance of Regional Studies for Rebuilding Value Judgment Criteria : Design of Social Studies Lessons that Allows Children to Positively Criticize their Region
Michiko Kamita
本研究は既存の価値判断基準を批判的に分析する教育的意義を持つ学習として地域学習を捉えなおし,その授業構成について提案するものである。「多様なローカルなもの」と既存の価値観との葛藤を前提とし,人々と地域の価値判断基準を見直し,再構成していく学習として地域学習の授業モデル― ①多様なローカルなものの可視化②多様なローカルなものの意義の発見③多様なローカルなものの課題の発見④新たな地域像の構築-を示した。開発単元「旧赤穂上水道から考える水道の未来」を事例に,グローバル化社会における地域学習の在り方を提案したことに本研究の意義がある。
The Journal of social studies
第149号
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