児童のつまずきに関する理解が教員養成系大学の大学生の PCK に 与える影響
保森智彦
本研究の目的は,学習指導要領や教科書 を用いた教材研究及び模擬授業と,児童の つまずきの例を用いた教材研究及び模擬授 業の経験が,教員養成系の大学生(以下:「学生」)の PCK に与える影響を明らかに することである。調査方法は全 15 回の講義 の 事 前・中 間・事 後 で PCK の調査を行った。 その結果,学習指導要領や教科書だけでな く児童のつまずきの例を用いることで,学 生の PCK が学習者中心の PCK へ変容する ことが明らかになった。
岡山理科大学教育実践研究
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