ホテル産業におけるもてなしを活かした戦略の一考察道頓堀ホテルとスーパーホテルの事例をもとに
張善会
本論文は価値共創マーケティングの価値共創型企業システムのアプローチで「もてなし」を活かした企業活動に焦点を当てて考察する。本論文の「もてなし」は「企業が顧客との相互作用をとおして顧客の文脈を高めるための活動」と定義する。価値共創型企業システムは企業と顧客の相互作用を起点にして顧客の文脈を高める組織的な活動である。本論文の目的は価値共創型企業システムの概念で設定したフレームワークを用いて観光産業の「もてなし」を活かす戦略について考察することである。
消費経済研究
日本消費経済学会
第13号 通巻
第45号
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2188-9171